PL研究学会 製品リコール研究部会開催のお知らせ
5月開催のシンポジウムを延期し、PL研究学会の部会を開催します。
2024年5月24日開催に向け準備を進める中で、紅麹を利用したサプリの重大な被害が発生、食品関連のリコールが注目されることで、これまで表面化しなかった大手の販売するミネラルウォーターの大規模回収なども起きており、物流の2024年問題も含め極めて重大な負担となることも判明、相談が急増しています。
これにより厚労省も機能性食品の再検証、食品衛生法の改正、原因判明に関わらず被害が判明したら直ちに報告することの義務化など、急速な法整備などを開始しています。自主回収と製品リコールの目的や実態を混同する中で企業の再発防止や未然防止に資するためのトレーサビリティも国内では言葉だけが一人歩きしています。
これらのことから、当初、シンポジウムの場で一社)PL研究学会の製品リコール研究部会を午前中に行う予定でしたが、事の重大性を鑑みシンポジウムを延期し部会において製品リコール、特にトレーサビリティについて集中的に研究発表や意見交換を行うことにしました。
一社)PL研究学会 製品リコール研究部会について
上記によりこの部会は時間を午後に変更、12時〜16時10分とし、シンポジウムでお願いした経産省製品事故対策室、また電気通信大学鈴木和幸先生の基調講演も部会内にて改めてお願いすることとしました。これにより製品リコールとトレーサビリティについての研究を本格的に深めたいと思います。
会場はシンポジウムの会場を利用します。会場参加者は基本的に学会員及び後援などをいただきました関係各位、一般を含め60名程度、ZOOMは定員80名で行います。資料については発表者の承諾を得られたものに限りZOOM参加者にも配布させていただきます。
すでにシンポジウムにお申し込みの方にはご確認の連絡を差し上げます。
ご多忙の中、誠に勝手ながらご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
製品リコール研究部会プログラム
■会場とZOOM のハイブリッド開催
■ 開催日時:2024 年 5月24日(金)12:00~16:10
■テーマ :製品リコールとトレーサビリティ
■参加方法:会場参加定員60 名、ZOOM 参加 80 名
■ 対象参加者:どなたでも参加できます(一般参加者は傍聴となります)
■開催場所:板橋区立グリーンホール1F 東京都板橋区栄町36-1
- 開催挨拶 一社)PL研究学会会長 大羽宏一 (5 分)
- 座長挨拶 製品リコール研究部会長 渡辺吉明(5 分)
- 来賓挨拶 「最新の製品安全行政」経済産業省製品安全課製品事故対策室長
望月 知子氏(40 分) - 基調講演 「組織の安全文化への経営トップの役割」国大)電気通信大学名誉教授・特任教授
鈴木和幸氏(40 分)
ー休憩 13:30(10 分)ー
発表1 部会長 渡辺吉明「トレーサビリティの状況、課題など」(20 分 質問 10 分)
発表2 大江橋法律事務所 パートナー弁護士 小森 悠吾氏(20分 質問 10 分)
発表3 野村総合研究所 エキスパートコンサルタント 水谷 禎志氏(20分 質問 10 分)
発表4 一社)日本施設園芸協会・野菜流通カット協議会事務局長
藤村 博志氏(20分 質問 10 分)
- 意見交換(20分)
- 終了挨拶 PL研究学会事務局長 渡辺欣洋
- 終了 16時10分
終了後は会場隣接の当学会本部にて懇親会を行います。どなたでもご参加いただけます。
(学会本部:板橋区氷川町47-4アビタシオンK1F)